義務教育世代を対象とした人材育成事業として、小学生を対象とした食育事業を行っています。小学生にとって、津波被災地で展開される大規模な経営は生まれたときからそこにあったものです。そこで取れる米や麦、大豆がどのようにして自分たちの食卓に並ぶか、ということを知ってほしいという思いで行っている事業です。
飯豊ファームの協力を得ながら、大豆を播き、枝豆での収穫と調理、大豆としての収穫と、年3回実施しています。2023年からは「復興知」事業を共に受けている郡山女子大学の郡司尚子先生のご協力を得て、枝豆の調理を行っています。
2023年度の開催報告
2023年度は、身近な食品の原料であるが、農作物としてはなじみの少ない大豆を素材として、相馬市立飯豊小学校3年生の皆さんと取り組みました。
1 大豆の橎種
予定された日程では雨に見舞われ、教室で授業のみを行った後、別日程で播種を行った。教室では、学生が「大豆3兄弟」として登場。小学生の皆さんも熱心に勉強してくれた。ここで播種を行った大豆が調理に供される。

2 枝豆の収穫と調理
大豆を未成熟の状態で収穫したものが枝豆である。調理については、今年度は郡山女子大学の郡司尚子先生のご協力を得た。郡山女子大学も福島イノベーション・コースト構想「復興知」事業の助成を受けており、互いの得意な面を生かしてのコラボレーションである。
調理のメニューは郡司先生の勧めで「枝豆カリカリあげ」と「ずんだシェイク」である。郡山女子大学の職員と学生9名にご協力いただいた。

3 大豆の収穫・調整
大豆の収穫は通常は機械を使って行われるが、収穫作業を畑で手作業で体験した。小学生は寒空の下、手で引き抜いた大豆を軽トラックに積み込む作業を行った。収穫のあとは飯豊ファームの倉庫に移動し、調製作業として、大豆の脱穀を行った。これらの収穫と脱穀と一度に行う機械がコンバインである(稲作で用いる自脱型コンバインに対して汎用型コンバインと呼ばれる)。エンジンがかかっているときは機械に近づかない、という約束をしたあとで機械の様子を見ることができた。また、収穫したあとの乾燥や選別が実際に進んでいる施設の説明を受けた。大豆が実際にどんな加工品になっているのかについては、「道の駅そうま」のご協力を得て実際の売り場で醤油や味噌の原材料表示を確認した。

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